首里城下町の坂は石畳道                〜沖縄ちょぼ旅 BLOG 13〜

本日は一日オフになったので、午前中はマンションホテルのバルコニーで日光浴をしながら読書をする。昼前には出掛けるつもりだったのだが、読み始めたスティーヴン・キングが止まらず、午前中は目一杯日光浴となってしまった。

午後一番には首里に向けて行動開始。いつものように「おもろまち駅」(ゆいレール)を利用し初めての「首里駅」を目指す。10分弱で到着した「首里駅」でバスを利用するか徒歩にするか、一瞬迷ったがやはり徒歩で首里城に向かう。駅前から首里城を通り那覇市街中心部へと伸びる県道29号線。駅近くの鳥堀の交差点を突っ切りその県道をひたすら首里城のある西の方向へ歩き続ける。

首里城も見たいが、その前に行きたい場所がある。金城町の石畳道(いしだたみみち)だ。城の南から始まる坂道で、戦争でも唯一戦禍を免れ歴史を忠実に残している場所なのだ。

それにしても暑い。梅雨のはずだが、沖縄到着以来1週間経つが雨など見たことも無い。15分ほど歩くとやっと左手に深い緑の池が見えてきた。”龍譚(りゅうたん)”と呼ばれる細長い池が、首里城の懐近くまで入り込んでいる。首里城の上部だけが池の向こうにうっすらと姿を現した。

池に見とれていて通り過ぎてから気が付いたのだが、県道の右側つまり龍譚池の北正面に樹木に囲まれた古い館があった。案内の看板を読むと旧県立博物館の建物(写真左上)であった。新しい県立博物館は筆者が逗留しているマンションホテルのある新都心”おもろまち”に新築されている。

周りの石垣などに興味が湧き、うろうろしていると次のようなことが分かった。もともとこの場所は琉球王朝時の世子が住む御殿のあったところで、明治12年(1879)の廃藩置県で城を明け渡した尚王一族が移り住んだ場所でもあった。やはり徒歩の旅には発見が多い、時間と体力は必要だが...

龍譚の少し先から回り込むルートで石畳道に連なる真球道(まだまみち)の入口にたどり着いた。その道に入りしばらく行くと急勾配の坂道があらわれ、石積み階段になっていた。住民はこの坂を島添坂(しましーびら)と呼ぶ。

階段は樹木の青葉に蔽われてアーケードのようになっていて涼しげに見える。この道を下って行くと赤マル宗通りと交差するのだが、そこから先300mほどの道を石畳道と称している。

頭上にかぶる緑のアーケードの石段を抜けると視界が広がった。城下町が目の前下方に現れ、現在地がかなりの勾配を持つ高所であることがたちどころに実感できる。

琉球石灰岩を丁寧に敷き詰めた道は艶消しの風合いを持ち、両側に建つ住宅の赤や白縁の瓦と相まって観るものを立ち止まらせるような景観を生成する。

浮き上がる光と影の濃淡の中、白い石畳道がずっと続いている。

(石畳道の続きへ)


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