美しい海岸線を見下ろす岬の公園           〜沖縄ちょぼ旅 BLOG 25〜

なだらかで長い上り勾配が終わったところにコンビニがあった。そのそばにある道が「知念岬」に行く道路にちがいない。ファミマで買い求めた冷たいお茶を飲みながら、国道331号線から海側に曲がり込んでいるその道に入った。

その道がつきあたったのは海ではなく体育館の建物だった。しかし体育館の横まで回り込んだ時、いきなり視界がパノラマ状態になった。

前方180度がすべて海。現在立っている位置が相当な高所であることが一瞬にしてわかる。

岬なので海岸線の先端部が高台にあることは容易に想像できたが、今の場所からはその先端部を見下ろすかたちになり、突端までかなりの距離があることが見てとれる。

簡単に表現すると、海面が1階なら岬の突端が2階、今居る体育館横が3階ということだ。3階から2階にかけての一帯が、綺麗に整備され公園になっていた。公園の先は海、また海が広がっている。

階段を降り遊歩道を歩き、岬の先端広場に近づくにしたがい海にせりだしてゆく感覚になる。180度の視界が200度、250度と広がってゆく。


2000年にオープンしたばかりの新しい公園である。東海岸ならではの特徴になる朝日が昇る朝焼けは絶景との評判で、今では新年の”初日の出”を拝む来訪者が年をおって増えているらしい。敷地内には”陽迎の広場”と”オーシャンビューの広場”のふたつが造設されている。何を特徴とする広場か、一目で判るネーミングだ。

公園の造りもシンプルなオブジェと東屋休憩所を設置しただけのいたって素朴な施設に仕上げてあり、まだ知られていないせいか訪問者もなく、時間を忘れそうになるほど居心地は抜群。

オーシャンビューの広場からは、真東に神の島「久高島」が視認でき、南東には小さな無人島「コマカ島」もぽっかり浮かんで見えている。海の島々を眺めているうち、知念海洋センターで聞いた「ウカビ砂盛」を探していた。

季節によって移動する白い砂浜だけの島。珊瑚礁の上にできた500平方mほどの砂山。海面に浮かぶその白い砂浜は満潮時でも水没しないと云う。

この滞在中に、必ずひとつの島くらいは船で渡ってみよう。


公園内を歩いて気が付いたのだが、ここはかなりの高低差がある施設なのでビューポイントの変化が多く景観が変わるだけでなく海の色まで変わるという面白さがあった。もうひとつあった。照明設備がフットライト以外見当たらない。造りがシンプルなだけ誰の目にも明らかだろう。

夜間訪問者など無いからなのだろう程度に考え、出口への階段を上っていると公園関係者と思われる人とすれ違った。筆者の質問に快く答えてくれた。

やはり理由があった。星座鑑賞の障害にならないよう背の高い照明をひかえているとのこと。ここは星が綺麗に見える場所であるらしい。こういった表に現れない配慮が嬉しくなる公園だった。

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