南部の天然ビーチで遊ぶ〜沖縄ちょぼ旅 BLOG 30〜

垣花樋川の見学後、地図をにらみながら次のコースをイーストコースト沿いに南下することに決める。この一帯の海岸線にビーチスポットが集中しているようだ。

地図で一番近い百名(ひゃくな)ビーチから南下しようと県道137号線のバス停 「垣花」 に戻ったが、あいにくバスの待ち合せが悪くまたまた歩くことにした。のんびり急がずダラダラと歩くうち20分ほど経ったろうか、「百名入口」のバス停にたどり着いた。

海岸に向かって歩いているのだがいっこうに着く気配がない。いやむしろ緑が濃くなり森の中へ入ってゆく感じである。引き返そうとした時、小さな案内板が目に留まった。聞きなれない言葉でひとこと 「ヤハラヅカサ」 とだけ書かれていた。


のちに 「ヤハラヅカサ」 が琉球創始神が降り立った場所のしるしとして浜辺に建てられた碑であることが判るのだが、この時点では何のことやら判らず、あたり一帯を散策することとなった。

そして古く自然のままの石階段を発見した。石段下には水の湧き出る音がかすかに聞こえてくる。1時間ほど前まで垣花樋川の湧水場でずっと聞きつづけていた音なので間違えようもない。水のせせらぎに誘われるように石階段を降りてゆくと、砂浜が現われその先には真っ青な海が広がっていた。

やはり石段の下には清水が湧き出ていたが、この周辺はビーチであると同時に霊域らしく地元住民の手で清潔に維持されている場所だった。期せずして神聖なるところからの百名ビーチ入りとなってしまった。


奥行きも幅もかなりの広さを感じさせるビーチに数組だけの遊泳客という、なんともぜいたくな光景が展開していた。ちょうど干潮時であったため砂地が広く見えたこともあるが、それを割り引いても広い浜であることは確かだ。自然のままのビーチといった風情のある浜辺で、リゾートビーチとは一線を画す。

干潮だったのでこれさいわいにと干潟のようになった砂地へ出てみた。あちこちにできた水だまりに小魚やカニの顔が見え、かたちの良い貝殻も目にとまる。童心に返りけっこう遊べる浜辺だ。

沖の浜辺にとがった石が屹立し、そこには 「ヤハラヅカサ」 と書かれていた。近くにいた先客が地元の人らしく琉球始祖の謂われを親切に説明してくれた。満潮時には海中に没し、参拝するには干潮時を待たねばならないとのこと。この岩が 「ヤハラヅカサ」 の碑塔(ガイドページ参照)だったのである。

Hyakuna-beach3_blog.jpg

海岸線を南へ南へと下りてゆくと浜をさえぎるような大きな岩にぶつかった。砂上に浮くように海際まで突き出している石灰岩を回り込むと、浜辺はさらに南へとどこまでもつづいている。この岩を境に新原(みーばる)ビーチになることは先ほど出会った人から仕入れたばかりの情報だった。

地形特徴は同じビーチなのにまるで空気感の違うふたつのビーチ。神聖霊域のためか人工的なものや遊泳関連施設など一切無い自然のままの百名ビーチに比べ、新原ビーチにはシャワー・更衣室などの遊泳用施設に加えグラスボート専用桟橋やマリンスポーツまでそろっている。

共通点は干潮時に露呈するたっぷりとした砂地の広さだった。歩いてリーフ近くまで行けるとの情報もやはりさきほどの親切な地元の人から。

この海岸には百名より入り新原ビーチから出ることになったのだが、ここを訪ねるには百名より新原ビーチ入口からアクセスする方が楽でわかり易いことを最後にお伝えしておく。

「百名ビーチ〜新原ビーチ」のガイドページへ

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