崇元寺石門にて   〜沖縄ちょぼ旅 BLOG 41〜

ミーバイの煮付けが旨かった。本土ではハタの名で知られた白身の美味しい魚だ。少し大きいミーバイを選んだがペロリと平らげてしまった。

この食堂の味付けは濃からず薄からずで白身の旨さを引き立てる仕上がりだ。ここは牧志公設市場の2階食堂である。この市場食堂は2回目の訪問だが、ますますクセになりそうな予感がする。(料理の写真はBLOG 34 に掲載)

今日は2時間ほどしか自由時間が無いので、食後の運動を兼ね那覇市街のこの近場を探索することにした。地図を眺めながら、前回このあたりを訪れたとき行けなかった「崇元寺石門」に決める。

国際通りを牧志公園まで行って、あとは安里川に沿って少し下れば着く。ゆっくり歩いても30分もかからない距離だ。

安里川に架けられた橋をわたると道沿いの白い石門が見えてきた。中央に三連の切石積みアーチ門。その門を支えるように脇に伸びた<あいかた積みの石垣。

歴代の王を祀った菩提寺「崇元寺(そうげんじ)」の第一門である。門そばにある説明碑によるとこの崇元寺は戦争で全焼し、この石門の東脇に建っている下馬碑(馬を降り礼をとるよう指示した碑)だけが戦災を免れたとある。

そして石門だけが再建されたが、建物は復元されず現在に至っている。しかし創建が1527年というから、この地はまがうことなく500年近くの星霜を越えてきた霊廟地である。

アーチ門の中に足を踏み入れると表の喧騒がふっと遠のく。そこにはガジュマルの木と7段ほどの石階段があるだけの簡素な広場。地図には崇元寺公園とあるから公園なのだろうが、らしき設備もないうえ、今は誰ひとりいないせいかガランとした空地の印象である。

時に置き忘れられたような空間が広がるばかりだが、なぜか心落ち着く場所でもある。1歩出れば交通量の激しい県道なのだが、不思議なほどに騒音が届いてこない。もの静かな木陰にいると、ありし日の典雅な堂宇や荘厳な霊廟が偲ばれる。

崇元寺石門は駆け抜けて観るような観光場所ではなく、立ち止まってはじめて味わえる旧跡だった。

崇元寺石門
−そうげんじいしもん−

住所 那覇市泊1−9−1
電話 098−868−4887
見学 鑑賞自由
交通
 ゆいレール 牧志駅・美栄橋駅より
         徒歩10分
 BUS バス停 「崇元寺」 下車スグ
 車 那覇空港より 25分(国道58
    号線北上−泊交差点の信
    号を右折し県道29号線に入る
    −直進し左手)

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