マリン遊楽の絶好ポイント、真栄田岬         〜沖縄ちょぼ旅 BLOG 55〜

本日の訪問地は恩納村(おんなそん)で唯一訪れていなかった真栄田岬(まえだみさき)。

本島中北部の東シナ海に面した恩納村はリゾートビーチを数多く有していることで名高い。

しかし断崖がそびえ立つ絶景の岬となると、名勝「万座毛」 と今日ターゲットにしているこの「真栄田岬」のふたつくらいのものである。

少し前に恩納村のビーチ巡りを敢行した時は、北部の「かりゆしビーチ」から何日もかけ南部の「ルネッサンスリゾート」まで歩き通したが、最後の南地区にある「真栄田岬」だけを残してしまっていた。

バス停 「久良波」で降り 岬へ強行アクセスすると、まもなく岬へとつづく遊歩道が見つかった。

綺麗に整備された遊歩道は深閑と静まり、葉陰を焼き付けた路はどこまでも長く伸びている。

途中に東屋風の休憩所もあり、とても歩き心地のよいプロムナードだ。


ところどころ東シナ海を見下ろす絶景の場所に出たり、再び樹林の繁るドーム路になったり、また時には”キバナランタナ”や”テイキンザクラ”の花が色づいていたりと、まことに飽きさせない道程(みちのり)である。

         キバナランタナ               テイキンザクラ

路にかぶさるように繁っている木々の向こうから、うっすらと笑い声が聞こえてきた。遊歩道に入ってから初めて聞く人声だった。

広く開かれた場所に出ると、崖上から100段近い階段が一気に海まで下っている光景が目に入ってきた。シュノーケルやダイビングスーツを身に付けた人たちが元気よく階段を降りている。階段先の海に接するところがダイバーたちのエントリーポイントになっているようだ。

階段を通り越しそのまま進むと「真栄田岬」と刻まれた石標が置かれ、その向こうには建物がひとつ現れた。まだ建って間がないのか太陽のもと白い壁がまぶしいほど輝いていた。

中ではダイビング用品がズラリと並べられたショップや軽食が取れるテーブル席のあるコーナーが設けられており、オープン・フリー・スペースではダイビング講習がグループごとに展開されていた。この施設は恩納村の村営であるらしい。

                           小屋掛けの簡易食堂から撮った村営施設

ふと見ると建物のそばに よしず張りの小屋掛けが仮設されている。東京の祭礼時に見かけるくらいの微笑ましい簡易食堂だった。

そのつましいたたずまいに親近感を覚え、小休止を取ることにする。

休憩しながら近くにあるという「青の洞窟」の場所などの情報を店主に尋ねてみた。「青の洞窟」というのは、真栄田岬に多くのダイバーが集まる大きな理由のひとつだ。

海に半没した洞窟で、上部に開いたところから射し込む太陽光が白砂の海底に反射し海面が青く光り、とても幻想的だという。沖縄有数の人気スポットらしい。

先ほど通り越してきた階段から80mほど北にあるとのこと。つまり今まで歩いてきた遊歩道の崖下にあったというわけだ。もっとも崖上からはアクセスできないのだが。


その洞窟へは船かダイビングでアクセスするが、干潮時にはあの階段下から崖下の岩場沿いに行くことができるので、気軽にシュノーケリングで楽しむ人も多いとか。

また洞窟に限らずこのあたりには多種の海洋生物が生息するらしく初級・ベテランを問わず多くダイバーが集まる大人気のマリンスポットになっている。

休憩後は岬の遊歩道散歩を再開。崖上の展望台からは南西に読谷村の残波岬、北東には万座毛、海上には伊江島が臨める。崖下では底まで透き通るような海で魚と遊ぶ人たちの風景が展開していた。

この真下に青の洞窟が             ただ今、シュノーケリングに熱中

途中遊歩道からはずれ、海面に近いところまで降りてみた。凹凸の激しい岩肌が先端まで続いており、ところどころに海水溜まりができている。海からとり残された魚たちがひなた水で機嫌よく泳いでいた。

足元さえ注意すれば、ダイバーでなくとも充分海を楽しめる岬海岸である。およそ3時間にわたり楽しんだ真栄田岬に別れを告げるべく遊歩道を戻っていると崖上を舞うパラグライダーに出会った。崖上ぎりぎりを風にのり滑空してゆく。頭上を過ぎる瞬間、空中と地上で暗黙のHELLOが交叉する。

崖の上や下で気持ち良く舞っている人たちが、とても似合う真栄田岬だった。


「真栄田岬」のガイドページへ


HOME




ガイドページ


旅BLOGの記事一覧

東京おもしろ図鑑のサイトへ