沖縄文化のテーマパーク、琉球村           〜沖縄ちょぼ旅 BLOG 56〜

真栄田岬を訪れたついでに「琉球村」に寄ってみた。今まで恩納村まで出かけるたびにバスの窓越しに見えていた「琉球村」だった。

建物内に入ったが内部はショップやレストランばかりの明らかに観光客目当てのものばかりが並んでいる。

文化の香りなぞ、かけらも見当たらない。中ほどに「琉球村」の入口が設けられていた。

建物内部が二重構造になっており、観光客向けのフロアを通らなけらば「琉球村」に入れない商売っ気の強いつくりなのである。

Uターンして他を回ることも頭をよぎったが、真栄田岬で時間を使い過ぎていたため陽射しも傾き始めていた。仕切り直しをするほどの時間は残されていない。今日は流れのままで行こう。

入口横で入場券を求め「琉球村」に入場すると、入口から細く地味な一本道がつづき石垣にぶつかりながら右へ大きくカーブしているのが見える。観光客向けのフロアの雰囲気とは一変していた。

壁を埋め尽くす魚の絵

単なる石垣と思っていた壁にはすごい数の魚の絵が描かれており、ほのぼのとした いい味の絵ばかりだ。魚名も沖縄での呼び名が書き込まれているので、ゆうに100を超えるこれらの魚介類はすべて沖縄の海で捕れるのだろう。

「琉球村」のメイン展示は築100年以上の古民家であるらしい。200年も経つ旧中曽根家では上がり込んでお茶も飲めるらしく、すでに先客がおさまっていた。他の古民家でも機織りや紅型、藍染めなどの教室が開かれている。

琉球音楽をやっている旧島袋家の向こうには池が設けられていたが、古民家の見学よりもなんでもない池のほとりの一風景に惹かれた。

                  池の近くにはこんな情景も

7軒の古民家の終わるところにあったのは小規模ながら製糖工場。その前で さとうきびを搾る砂糖車を曳いている水牛が古き良き琉球を偲ばせる。

そして順路の最後は沖縄の陶芸 ”やちむん” だった。細長く横たわる陶芸工房の中では焼き物の制作も触れることもできるが、触る程度で焼き物が判るはずもなくサラリと見学。

興味を覚えたのは屋根の赤瓦に飾られた作品の数々。すべてこの工房で創られたシーサーばかりだ。実にユニークな作品が多く、「琉球村」で一番気に入ってしまった。

さらりと回ったためか、あっという間に見学が終わってしまった。しかし長い壁画の魚たちや赤瓦の上にいたシーサーたちとの遭遇は良い出会いであった。

日が暮れるまで今すこし時間があるようなので、この山田という町を歩くことにした。「琉球村」のあるところはうっそりと樹林が繁る山間なので、住宅地のある北に向かって歩くことにした。

花にさほどの関心があるわけでもないのに、道端に咲く花がやたらに目につくというのはどういうわけなのだろう。沖縄という環境変化のせいなのか、見慣れぬ花のせいなのか。

東京にいるときは、桜だ、牡丹だ、菊だ、と大向こうをうならす花ばかりを見ていた筆者には、野辺に咲く花が妙にまぶしく映る。また見知らぬ町の民家で舞う風見鶏まで、とても新鮮な情景のように映じていた。


「琉球村」のガイドページへ


HOME




ガイドページ


旅BLOGの記事一覧

東京おもしろ図鑑のサイトへ