宜野湾(ぎのわん)の海辺にて             〜沖縄ちょぼ旅 BLOG 58〜

コンベンションセンターの展示棟

宜野湾の町歩きで「沖縄コンベンションセンター」に行きあたってしまった。

通常なら前日におおよその予習をしてから出掛けるのだが、今回はただ何となく宜野湾の町をブラつくつもりであったので予習をしてこなかったのである。

通り越しに見えていた面白い景観の建物につられてたどり着いたのが沖縄コンベンションセンターであった。

敷地内に入ると会議棟、展示棟、劇場などが寄り添うように建造されており、文字通り大規模な集会や会議を万全にサポートする施設のようだ。

しかし筆者のようにふらりと現われた旅行者にとっては、あまり関心を惹かれる施設ではない。

手入れの行き届いた庭内を通り抜けるとすぐに海岸に着いた。案内板には「ぎのわんトロピカルビーチ」とあった。

案内板のMAPを見ると、コンベンションセンターに隣接してこのビーチや海浜公園、野外劇場そしてそれらを取り囲むように「ラグナガーデンホテル」、「市立体育館」、「市立野球場」、「宜野湾港マリーナ」と、巨大な複合施設を形成していた。

                           遠浅で白い砂浜のトロピカルビーチ

ぎのわんトロピカルビーチは白い砂と遠浅の典型的な人工のリゾートビーチだ。

車社会の沖縄本島にあって幹線道路の国道58号線からすぐという願っても無いほどアクセスのよいビーチで、県民にとって人気のあるビーチパーティー・スポットであるらしい。

浜辺ではビーチバレーなどに興じる若者で活気に満ちているが、惜しむらくは海に自然さがなく、表情に乏しく生気が感じられなかったことだろうか。

ビーチから早々にマリーナへ向かった。400mもつづく港内にはおびただしいほどの船舶が係留されていた。ヨットをはじめ多種なプレジャーボートが行儀よく並んで休んでいた。

県下一と云われているだけに海上係留350以上、陸上ヤード保管270以上と相当数の船舶を保守している。

2枚の写真を合成し宜野湾港マリーナの全景を再現

ときどき聞こえる水鳥の声と防波堤に寄せる涼やかな波音。400m以上もある ふ頭を歩いていると、頭の中が瞑想でもしているかのように透明になってゆく。

女性よりも圧倒的に男性が、海に強く惹かれるものらしい。海から連想させるものは個人差はあるが、”ロマン”、”冒険”、”夢”、”郷愁”、”未知” などさまざまだ。


その人たちにとって海に乗り出す船は、それぞれの強い思い入れへ直行できる云わばプレミアムチケットも同然のもの。

つまりこのマリーナには620以上もの ”ロマン” や ”夢” や ”冒険” が眠っているということなのだ。

欧米諸国の多くでは「海」も「船」も女性名詞である。男が惹かれるのも無理からぬことなのかもしれない。

外部との意識接触を遮断していたためか時間経過がわからず、時計を見ると2時間近くも過ぎていた。そろそろ58号線に戻るとしよう。

国道58号線の通る東の方向へ、おおよその見当をつけながら歩いていると「大謝名(おおじゃな)」という地区に入った。

あたりは住宅地でひっそりと落ち着いている。あまり立て込んでもいない。

それまで歩いて来た道が突然終わり、道の終わりに工事中を示す黄色と黒の斜線を描いたブロックが一列に並べられていた。

しかし工事中の気配はまるで無く、道路上に残されたチョークで描かれた絵が出迎えてくれた。

途中で切れても影響のない細い道ではない。けっこうな幅員の道路なのに唐突に終わり、そのまま放置されている。

道路一面には青や白のチョークで可愛い絵がいっぱい。子供たちの遊び場になっているらしい。

現在の東京では下町に出かけても遭遇できない風景である。記憶の向こう側にある扉を少しだけ覗いたような心地になった。

行き止まりの道から少し回り込むとすぐに58号線に出た。国道58号線を那覇方面にしばらく歩くと「牧港(まきみなと)」が見えてきた。「牧港」は宜野湾市の隣りの浦添市に属しているので、宜野湾ウォークもそろそろお終いになってきたようだ。

宜野湾市と浦添市の境を流れる「宇地泊川(うちどまりがわ)」、そしてちょっと先を流れる「牧港川」が58号線の近くで合流し、牧港湾に流れ込んでいた。

             宇地泊川                 牧港川


「沖縄コンベンションセンター」のガイドページへ

HOME




ガイドページ


旅BLOGの記事一覧

東京おもしろ図鑑のサイトへ