瀬底ビーチは透明度抜群の自然環境         〜沖縄ちょぼ旅 BLOG 62〜

出発点と目的地を直線で結ぶような車旅行では味わえない旅をしたくて、バスと徒歩による「ちょぼちょぼと行く旅」が今回の沖縄長期旅行だった。ついに滞在1か月を超えたところで、そのスタイルの旅も破綻をきたしそうになってきた。

沖縄北部への旅が始まったためである。まず沖縄本島の最北端にある辺戸岬にはバスが行かないのだ。現行のバス路線の最北がオクマ(奥間)までで、そこから北端の辺戸岬まで優に20kmを超える区間はまったく交通手段が無いのである。

歩くとなると片道に最低でも6〜7時間はかかる道程で、しかも ご丁寧にも宿泊施設が一軒も無い。そこで辺戸岬を後回しにし、次に行きたかった瀬底島(せそこじま)に照準を合わせた。

瀬底島は地図を眺めるかぎり、すでに訪ねていた海洋博記念公園の近くになるので楽に考えていた。ところがこの瀬底島もバスと徒歩で訪問しようとすると一筋縄では行かないのである。

瀬底島まで行くバス便が1日4本のみ、うち瀬底島で日中ゆっくりと過ごせるように到着する便は一本しかない。名護BTを午前に出発するその便に乗るためには、那覇を早朝に出発する必要があった。

瀬底島も後回しにしようかと瞬間頭をよぎったが、どんな事態になっても前述の20km以上といったとんでもない距離ではなく、歩こうと思えば歩ける範囲なので決行することにした。


メゾネットタイプのベッドから飛び起き、一杯のコーヒーを流し込んだあと早々に那覇を出発した。

出発からおおよそ3時間弱、やっと瀬底島に架かる真っ白な橋が近づいてきた。

瀬底大橋を渡るバスから眺める海峡の景観はまぶしいほどに美しかった。

この景色の前には3時間の手間など何ほどのことでもない。

あっという間に橋を渡り、島の中央にある瀬底公民館前のバス停に到着した。


Uターンして戻るバスを見送り、瀬底ビーチのある方へと横道へ入る。この島の入口にあたる瀬底大橋が東側に対して瀬底ビーチは反対側の西海岸に位置している。

ビーチが近づくと工事現場のような様子のところが目立ってきた。瀬底ビーチ駐車場と大書された看板のところまで来ると、係員が飛んできて車はどこかと尋ねられた。歩いてきたと答えると、しばし沈黙....しみじみ不思議そうな顔をされてしまった。

バス便で歩いて来る訪問者などほとんど皆無だという。また工事中なのはリゾートホテルであるとの情報も得た。

白い砂浜が700mもつづく瀬底ビーチ

砂浜への入口は小さいがビーチに出ると、白砂が南へ向けて700mも延びている大型のビーチだった。砂はきめ細かくパウダーのようにさらさらしており、遠浅になった海岸線では海の青色と混ざり艶やかなエメラルドグリーンを生成していた。

波打ちぎわで見る海はどこのビーチで見た水より透明度が高い。海面を注視すればすぐに魚影を発見できるほどだ。やはり天然ビーチにはどこか生命力が感じられ、自然と調和しているせいか落ち着いた環境をつくってくれる。

その居心地のよい海岸をしばらく遊び歩いたが、さすがに泳ぎもせず暑く灼けた砂上でうろつき回ったおかげですっかり干上がってしまった。

ビーチ入口近くにあったサンデッキCAFEに戻り、涼をとるこにした。運ばれてきたメロンのかき氷が、数口も食べないうちから溶けてゆく。淡雪のように消えゆく かき氷、見ているだけでも涼がとれるのである。

真正面の洋上には水納島(みんなじま)が浮かんでいた。泳いで行けそうなほど近くに見えた。

周囲4.5 kmというからこの瀬底島より一段と小さな島になる。その形状が似ているところからクロワッサン島と親しみを込めて呼ばれていることを知った。


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ビーチではシュノーケルで遊ぶ人たちが目立っていた。小魚が寄ってくるらしく、子供たちは大喜びで、親御さんたちも完全にハイ状態。

こちらは相も変わらず着の身着のままで出掛けてきているので、シュノーケリングはおろか泳ぎもままならず指をくわえて観ているばかりであった。

建設途中のホテルが景観上ジャマであることは事実だが、浜辺は何ひとつ人工の手は加えられていないので、天然のままの自然環境は健在だ。

もう少しビーチで遊びたかったが、これから歩いて瀬底大橋を渡り本島に戻るつもりだったのでそろそろビーチを引き上げることにした。本島に戻るバス便は夕刻の一便を残すのみであることはすでに承知していたからである。

さあ、島の中央を横切って反対側の東海岸へ、バスの窓外で白く輝いていた瀬底大橋を目指して出発をしよう !


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