橋づたいに屋我地島などの離島めぐり         〜沖縄ちょぼ旅 BLOG 93〜

ヤンバル地の入口にもなる名護市北部にある離島、屋我地島(やがぢしま)、古宇利島(こうりじま)。以前より訪問したかったのだが、バスが途中までしか運行されていないので後回しになっていたポイントだ。

午前中から車を飛ばし、比地大滝を訪れ大汗をかいてしまったが、まだまだ陽は高い。迷うことなくこの橋づたいの離島めぐりを即決した。

橋つづきの離島は「うるま市」にある海中道路で本島とつながる「伊計島」に似ている。そこでは平安座島・宮城島・浜比嘉島・伊計島の4島がつながっていた。北部のここでは、奥武島(おうじま)・屋我地島・古宇利島の3つの離島だ。

本島と離島に囲まれた羽地内海が引き潮で干潟の表情を見せる

屋我地島・古宇利島方面への橋のそばにはロードパークがあった。そこで停車しマップを広げて確認すると、その橋の左側に展開する海は本島と離島に囲まれた「羽地内海(はねぢないかい)」だと判った。

内海という文字を見たとたん、その海に接してみたくなり駐車場に車を停めた。ひとくちに内海と云ってもいくつかの種類があるのをご存知だろうか。日本でもっとも有名な内海は瀬戸内海だろう。瀬戸内海のように大きな陸地と陸地に挟まれた水域も内海のひとつ。

そして陸地にもぐり込むように袋状に入った水域である《湾》も、実は内海のひとつなのだ。そして島や半島と大陸に囲まれ、海峡を通して外洋に繋がるここのような水域も内海という。ちなみに潟は海とつながっていても沼湖に類別される。

                        ロードパークの前に広がる羽地内海

湾に関しては全国の相当な数の経験を持つが、小島と陸地に囲まれる種類のこの内海は初体験であった。

内海を鑑賞するにはほどのよい遊歩道があり、ついつい長居をしてしまった。

しかし山陰の荒い日本海を見て育った筆者には、静かすぎるこの内海は少々物足りなかった。

潮の満ち引きだけがつくる表情の変化は、まるで能舞台で舞う能面のように、心情変化を寡黙に語る静けさだった。

橋を渡るとそこは奥武島と云う小さな小さな島で、まるで屋我地島への踏み台にされているような飛び島であった。

周りにはお墓ばかりの、車で通り過ぎれば誰もが気が付かないほど短い距離の島である。沖縄では小島がよく墓場として利用されることを...後で知った。その時はそんな因習などを知るはずもなく、無邪気に歩き回ってしまった。

屋我地大橋

墓と云えば昔から伝承されている説話に こんな話がある。

墓穴を掘ったあと そこを埋めると不思議なことに必ず土が足りなくなるという。棺を納めているにもかかわらずである。

墓穴など掘ったこともなく、ことの真偽を確かめたわけではないが、残っている墓守(はかもり)の証言記録ではどうもそのようである。

魂の抜けたあとにできた別世界へとつながるパイプ、そのパイプがふさがるまでのほんの少しの間に土が別世界へこぼれ落ちてしまうのだろうか。

奥武島(おうじま)から屋我地大橋がまっすぐに次への島へと架かっていた。

この全長300mの橋上を通る県道110号線を北上し、屋我地島へと上陸するとすぐに目に入ってくるのが屋我地ビーチ。


                 屋我地ビーチ

入口にはゲートがあり、有料となっていた。

入場料大人500円、小人300円とある。つまり遊泳料のことだろうか。

また駐車料は自動車600円、単車300円。遊泳料も駐車料もダブルでかかるビーチだった。

海岸線は干潟のような浜辺で、磯近くまで まばらな樹木が立ち茂り、沖の近場には緑をかぶる岩礁がいくつも点在している。

水辺はまるで干潮時のような景観を見せていた。遠浅の砂地が岩礁までつづいており、磯遊びもできそうである。南北に展開する全景が南海のビーチというよりは、本州日本海に見られる風景に近い。早々に退散し車に戻ることにした。

5分も走ると県道110号線の右側に立つ看板が目に入った。「済井出ビーチ」と書かれていたが どう読んでいいのか判らないまま その案内のあった方へと右折していた。

すぐに青地にマリンスポーツと書かれた幟(のぼり)が目印となり駐車スペースへ車をパークさせる。駐車料も300円と手頃な料金だ。

浜辺の手前には”モクマオウ”の樹が適度な木陰をつくってくれている。そこを抜け海岸に出ると透明度の高い海が待っていた。しかもとんでもなく遠くの沖合まで遠浅がつづいていた。

20 mくらい沖合でも家族とおぼしき一団が水中に立ったままでシュノーケル遊びをしているのが見てとれる。何かを発見した子供たちの興奮した声が水面を滑ってきて、こちらまで楽しくなってくる。

このビーチ、「すむいで(済井出)ビーチ」と読むらしい。裸足になり裾をまくって、しばらく遊んでゆくことにしよう。

           済井出ビーチ


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