福州園 −ふくしゅうえん−

           那覇の都心で小中国を満喫できる庭園


                写真:左上 庭園中央の欧冶池(おうやいけ)、右上 正面入口の大門、左下 大門内側の内庭、右下 白塔

琉球沖縄は古くより中国との交流があり14世紀の頃には、この福州園のある久米の地に中国人36家族により築かれた中国人の住む久米村(くにんだ)ができている。当時交流の拠点は中国が福州で琉球は那覇であった。

時代は下って現代のこと。1981年5月20日 中国福建省福州市と那覇市が正式に友好都市として締結された。そして締結から10年、1991年に友好都市締結10周年と那覇市制施行70周年の記念事業としてこの福州園造成が決定される。福州市が基本設計を担当し中国華南地方の伝統的様式を採用。建築物はすべて木造瓦葺、石造りは橋や龍柱などだが、使用された福州産石材が3200トンという規模である。

翌1992年(平成4年)7月、総面積8500平方メートルの壮大な庭園が完成し、2か月後の9月には開園の運びとなった。開園以来、庭園には観光客ばかりでなく地元住民も多く訪れるという。

一流、二塔、三山の福州を模して設計されており、高低を活かした水の変化や、花や樹木による四季の変化を味わえるようになっている。また庭園内のいたるところに匠の技術が見られ発見する楽しみもある。

石造りでは橋の欄干などに見事な彫刻が飾られている。 ”万寿橋十二支” の動物像や ”魚楽橋八仙” の賢人像。東冶堂前の4石柱に刻み込まれた4態の龍は4様の姿を陽光に浮かばせ、冶山から落ちる滝の前では偉大なる詩人 ”李白” の石像が杯を挙げる。

建築物では廂(ひさし)や門扉の飾り、壁に穿たれた透かし彫りの窓にいたるまで精巧な細工がなされていて、飽きることがない。



庭園水四景(下の写真) 左上:桃花渓に架かる万寿橋と知春亭 右上:清晏亭から流れ落ちる水 左下:欧冶池 右下:冶山からの滝


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福州園

住所 那覇市久米2−29
開園時間 9:00〜18:00 水曜定休
入場料 無料
施設 ロッカー(無料)/トイレ/駐車場(10台無料)
電話 098−869−5384 (福州園管理事務所)

交通
 ゆいレール 県庁前駅より徒歩7分
 BUS バス停 「久米郵便局前」 下車5分
 車 那覇空港より 10分(国道58号線北上−久茂地交差点を左折−スグ左手)