斎場御嶽 −せいふぁうたき−

神々への遥拝聖地は世界文化遺産


沖縄には琉球創始以来多くの神話や伝説が残され伝承されている。神々への信仰も琉球独特の文化や歴史があり、拝所である聖地は全土に及ぶ。中でもこの斎場御嶽は最大のもので、琉球史に残る役割も演じてきた。

1447年、祝女(のろ)のたった一言の神託により王位を継承した尚真が、以降祭政一致の体制を確立させてゆく。そして祝女(のろ)の最高位になる”聞得大君(きこえおおきみ)”は王族の子女が叙せられることとなった。

王と同等の権力を有したと云われるその女法王の最大の舞台がこの聖地だったのである。またその職位継承は代々受け継がれ、400年以上にわたり1879年(明治12年)まで続くことになる。

斎場御嶽は13000坪以上の敷地を有し、ほぼ自然のままの樹林で覆われた山間部にある。入口には”緑の館・セーファ”と呼ばれる建物があり、見学料に相当する入館料を払い、館内を通り抜け斎場御嶽への鑑賞路へ出る仕組みになっている。

内域は霊威の強さを象徴するような巨岩や樹木が散見され、いくつかの神域の設備が昔日のまま残されていた。集団で祈祷できる大庫理(サングーイ)の広場では排水溝まで造成されていた。

その右手奥には巨大な鍾乳石板が片側の鍾乳石に傾斜し短い三角アーチの回廊を形成している三庫理(サングーイ)がある。そのアーチの先には数人しか入れない拝所が造られており、正面には生い茂る緑の隙間から久高島を見ることができる。この場所は神々の島「久高島」への遥拝所なのである。

往時は前述した”聞得大君(きこえおおきみ)”の代替わりになる即位儀礼式を、国家的祭事としてこの場所で盛大に執り行なっていた。式典のためわざわざ「久高島」の白砂を運び入れ敷き詰めたという。

2000年12月2日に”世界文化遺産”に登録された巨岩と緑樹に囲まれた斎場御嶽。いまだにこの霊域を参拝する訪問者は絶えない。

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斎場御嶽

住所 南城市知念字久手堅地内
電話 098−949−1899 緑の館・セーファ
開場時間 9:00〜18:00(入場〜17:30)
お休み 12月29日〜1月3日
施設 休憩所/トイレ/自販機/駐車場30台(無料)

交通 那覇空港より 60分(国道329号線を与那原方面へ−与那原警察署前
     で国道331号線へ−体育センター入口の郵便局を右折−老人ホーム先
   BUS 那覇BTから60分−バス停 「体育センター入口」 徒歩5分