座喜味城跡 −ざきみじょうあと−

琉球三国時代に豪族の護佐丸”が築いた城の跡


1416年に統一されるまで覇を競い合っていた三山時代。中山の一郭を領していた按司(あぢと読み、本土でいう地方有力豪族)の護佐丸が1400年代初頭に築城したとされている。

やはりここも太平洋戦争の被害をうけたが、1982年には城壁もすっかり復旧され往時を偲ばせる景観が甦っている。被災はしたものの沖縄グスクの中では最古のアーチ門として多くの部分が残された城跡である。

城跡敷地の約20倍もの広大な公園が座喜味城跡を包み込んでおり、すべてを包括して座喜味城跡公園と総称している。公園内には小規模ながら読谷(よみたん)村立歴史民俗資料館や読谷村立美術館なども有し、遊歩道のまわりには美しい松などが林立する。


公園内を巡る遊歩道が南北から城跡へとつながっており、どちらからもプロムナードを散策すれば緑の樹林から現れる高さ10m以上の城壁に行き着くことになる。

約1200坪ほどの山城だが優美なカーブを見せる城壁は、日本古来の城郭建築とは趣がまったく違うためか、鬱蒼とした緑の中で夢想的な造形を浮かびあがらせている。

琉球王国のグスク及び関連遺産群のひとつとして、この座喜味城跡も2000年12月に世界遺産に登録されている。


ふたつの城郭で構成される連郭式で、つまり本土の城で表現すると本丸と二の丸だけの城ということになる。建物こそ無いが、郭城壁が完全に復元されているので規模などは容易に想像できる。

石のアーチ門には表も裏も楔形の石が上部中央に嵌め込まれており、この座喜味城だけの特徴として研究者の注目するところとなっている。また石の積み方も”布積み”が一番目立つが、”野面(のづら)積み”や”相方積み”も併用し精緻に組み上げてある。

一の郭城壁には登れるようになっており、そこからの景観がまた素晴らしい。読谷市街はもちろん、晴れ上がると慶良間諸島から伊平屋島、伊是名島、久米島まで臨むことができる。


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座喜味城跡
           −ざきみじょうあと−

住所 中頭郡読谷村座喜味708−6
城郭 見学無料
施設 トイレのみ 駐車場(36台)

問合せ 098−958−3141(読谷村立歴史民族資料館)

交通
 車 那覇空港より 70分(国道58号線を北上−喜名交差点左折−県道12号線直進−島袋ストアの次の路地を右折し北上−座喜味城跡公園まで)
 BUS 那覇BT 80分(読谷喜名線29番)−バス停 「座喜味」下車徒歩10分