名護市街

大自然ヤンバルの入口にある山紫水明の街

濃い緑の山と真っ青な海に挟まれた名護市街全景


沖縄北部には大自然がそっくり残るヤンバル(山原)があることで有名だが、観光客やリゾート客などの旅行者にはヤンバルまでは手が届かないことが多い。ヤンバルがとても広域で移動手段も車のみという事情によるためだ。

その大自然への入口とも云える地区が名護市であり、交通事情の良いこの街までは多くの旅行者が訪れる。北部最大の街である名護市街は、海と山に囲まれ自然にほどよく調和した街だ。

昭和45年(1970)8月1日にいくつかの町と村が合わされ、県下で9番目の市となっている。街の中心には昭和56年(1981)に竣工した名護市役所が一風かわった威容を見せている。

名護市役所の南方面には海が広がり、西にはやはり東シナ海を背にした「21世紀の森公園」が横たわる。例年北海道日本ハムファイターズがキャンプインすることで知られる広大な公園で、野球場、ラグビー場にビーチまで備えている。

東には繁華な商店街通りの名護十字路、さらにその東には名護城のある丘陵が市街を見下ろすようにそびえる。そして北側には住宅街が名護バイパスまでつづいている。

名護市全体は6万人以上の人口がある大きな市だが、この市街地をのぞくと風光明媚な自然を残す穏やかな土地柄である。

個性的な外観の名護市役所庁舎(左2点)、名護十字路近くの商店通り(上中央)、21世紀の森公園(下中央2点)、日ハムの記念モニュメントがある野球場(右)


名護市全域の大きな特徴はそのほとんどが山岳で占められていることだろう。7つの山岳がこの地域に集中しており、すそ野から海岸までの平地に名護や辺野古(へのこ)、大浦などの市街地が形成されている。

その山岳のひとつである標高345mの名護岳の中腹に名護城跡がある。14世紀頃に築城されたと云われる土塁の城塞である。他の城(グスク)のような城壁や石塁は無く、二重の濠を防御線としただけの城と伝わる。

長い坂道と両脇に石灯籠が置かれたさらに長い石段を上るとグスク跡に着く。主郭内や城域内には祝女殿内(のろどぅんち)、根神屋(こがみやー)と呼ばれる拝所がいくつか残されているばかりである。近くにある展望台からは、名護市街や名護湾、遠くには本部半島にひときわ高く見える嘉津宇岳までもが一望できる。

夏にはむせかえるような樹林の濃緑と匂いに囲まれ市民の憩いの場となり、冬には2万本をこえる天然記念物に指定された琉球寒緋桜がいっせいに花をつけ市民の目を楽しませている。

なお山道を下り県道18号に戻れば、沖縄オリオンビール工場の見学や名護博物館の観賞も味わえる。

名護城跡への登り階段や城跡内に置かれた各拝所の写真、最上部の主郭跡地に建つ神アサギ(中央下)


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21世紀の森公園

住所 名護市宮里2−2

入場 公園内自由・施設利用以外無料

ビーチ・データ
遊泳期間 4月〜9月
遊泳時間 9:00〜18:30
施設 駐車場(無料・80台)/シャワー/ロッカー/更衣室/トイレ

レンタル ビーチ・パラソル/ビーチ・ベッド/バーベキューセット

問合せ 0980−54−3301(21世紀の森公園管理事務所)

交通 車 那覇空港より 115分
       (国道58号線を北上−名護市役所前を過ぎ左側スグ)
    BUS 那覇BT 125分(名護西線20番)−名護BT下車徒歩8分

名護城跡

住所 名護市名護

入場 自由

施設 駐車場(無料・50台)/展望台

問合せ 0980−52−7434(名護中央公園管理事務所)

交通 車 那覇空港より 110分
       (国道58号線を北上−名護市役所前を過ぎ左側スグ)

    BUS 那覇BT 120分(名護西線20番)−名護城入口下車徒歩20分