沖縄県立博物館・美術館

      琉球の文化・歴史をまるごと封じ込めた新装博物館

沖縄本島には琉球沖縄の文化・工芸・歴史・自然を観光のメインに据えたテーマパークが山のように点在する。それぞれが工夫をこらし独自の個性を演出する。

観光客もメインの目的のついでに、そんなテーマパークに立ち寄りそれなりに楽しみ、両者のバランスがほどよく保たれている。平たく云うと、リゾートホテルや名所・旧跡、マリンアクティビティのビーチ・ポイントなどのついでにと云う意味である。

そんなテーマパークが束になってもかなわないのがこの博物館である。延べ床総面積2万3千平米のなかに濃度の高い文化・歴史・工芸・自然がびっしりと詰まっている。

沖縄全域に残る琉球グスク(城)をイメージし建築されたこの博物館は2007年11月1日のオープンである。それまでは首里城の北面を守る龍潭池(りゅうたんいけ)のほとりにあった。

旧沖縄県立博物館

博物館の前身にすこし触れると、1936年7月沖縄県教育会附設の「沖縄郷土博物館」が首里城内の北殿に創設されたのが始まりであった。そして1945年太平洋戦争で首里城が全焼すると共に消滅。

戦後占領軍とのさまざまな経緯をたどり、1966年、龍潭池ほとりの琉球王朝尚家の跡地に再建された。

博物館ながら数奇な遍歴を生き残った沖縄知識の殿堂である。


現博物館は博物展示以外にも美術ギャラリーも併設し、ゆったりとした空間の中に凝縮した沖縄を見せてくれる場所として県民のみならず本土からも来訪者を惹きつけている。

順路も考古部門・自然史・歴史・美術工芸の各部門が展示され、館内を歩くだけで優しく見学者に判らせてくれる構成になっている。屋外展示場では沖良部島から移築された高倉(穀物貯蔵)や民家展示されている。

新館開設以来2年が過ぎ、入場者数も100万人になるという。米国に40年も占有されていた元米軍基地だあったこの場所で、沖縄を濃度高く主張する貴重な館である。

    正面アプローチ                          屋外展示場


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沖縄県立博物館・美術館

住所 那覇市おもろまち3丁目1−1
開館時間
 9:00〜18:00 (金・土〜20:00) 月曜定休
入場料
 一般400円 高校・大学 250円 小・中学 150円
施設 駐車場(140台)
電話 098−941−1187

交通
 ゆいレール おもろまち駅より徒歩10分
 BUS おもろまち駅 下車10分
 車 那覇空港より 25分(国道58号線北上−上之屋交差点右折−
    ひとつ目の信号過ぎた左側)