藪地島 −やぶちじま−


橋でつながった洞窟遺跡のある無人島

本島と藪地島の間に横たわる屋慶名海峡(上写真 島側から) 島に架かる藪地大橋(下左) 龍の飾りがほどこされた橋の親柱(下右)


「藪地島」というのは中北部は与勝半島にある無人島である。与勝半島の島と云えば、有名な海中道路から橋で渡れる伊計島方面への訪問者が圧倒的に多いのだが、この藪地島は海中道路から1.5 k南のところに架けられた藪地大橋から簡単に渡れる。

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しかしこの島は遊泳ビーチや観光スポットがあるような派手な島ではない。住民がいないので当然ながら住宅などの建物は皆無で、本島の屋慶名などの住民が通いで利用する農耕地でそのほとんどが占められている。

橋を渡って島の中へつづく道は、両側から外来種の繁殖たくましい”ぎんねむ”がかぶさるように繁茂し、その舗道もまもなく自然な野道へと変わる。南東へと伸びる一本道の周りはしだいにサトウキビ畑やアダンの木で埋められてゆく。

海岸線も楽にビーチへとアクセスできるようなポイントもなく、海岸を望む場所を探すのに苦労するほど低木樹林が密集している。そんな自然のままの顔をした島なので、他では味わえない空気を吸うことができる。当然ショップはおろか自販機ひとつ無いので自前で用意する必要がある。

一本道の南端の終わりには、この島で唯一の歴史スポットがある。「ジャネー洞」と呼ばれる洞窟遺跡である。6〜7000年前の沖縄最古の土器が出土した場所として知られ、聖なる場所としても拝所まで設けられている。

ジャネーガマ(洞窟)のそばから樹林を抜けると島の南海岸へ出ることができる。浜は狭く岩礁の浮き出た荒々しい表情をした浜辺がポツンとある。沖縄本島ではなかなかディープな味わいを持つ島である。

          ジャネー洞入口(左上) 洞窟前の森(右上) 森を抜けると南海岸(左下) 先祖発祥信仰の拝所(右下)


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藪地島 ジャネー洞

住所 うるま市与那城屋慶名藪地島
洞穴遺跡 見学自由
        駐車場 道の終わりに6台分くらいの駐車スペースあり)

交通 車 那覇空港より 85分(那覇ICより高速道を利用−沖縄北ICを出て
       国道330号線を左折−栄比野の信号を右折し県道8号線を南下−
       金武湾入口の信号を県道37号線に乗りかえ−海中道路方面−
       藪地大橋左折)

   BUS 那覇BT 120分(屋慶名線27番)−バス停 「東屋慶名」 下車
       徒歩30分