辺戸岬 −へどみさき−


強い風が崖上で舞う、沖縄本島最北の岬

岬から見た東シナ海の大海原(左)、岬の園地に立つ与論島との友好碑(中央)、岬台地一面に生えている低木の緑が鮮やか(右)

ほぼ360度に近いパノラマ視界をもつ辺戸岬。突起した石灰岩の白に、”ツルナ”のような低木の緑、そしてサンゴ礁を映した海の青が混然一体となった独特の景観を創っている。また北の突端ということもあり、風の強さもこの辺戸岬の特徴と云える。

本島でも北の端に位置しており、ここまで足を伸ばす観光客は少ない。しかし沖縄北部の大半を占める「やんばる(山原)」は、自然がそのまま残る原生林として名高い地区である。この「やんばる」で発見された沖縄固有種の”ヤンバルクイナ”、”ノグチゲラ”などで世界の動物学者からも注目される世界有数の地《東洋のガラパゴス》と呼ばれている。

                                      休憩ポイントから岬へ伸びるプロムナード(手前が岬方面)

北端の辺戸岬へ行くためには、この雄大なやんばるの脇を北上することになる。少しでも横道に入れば、「比地大滝」や「森林公園」、「やんばる学びの森」などにアクセスできる。

リゾートビーチなど海で堪能したら、たまには自然遊歩やリバートレッキングなど山麓や渓流に親しむことで沖縄のさらなる楽しさを味わうことが可能となる。

そしてやんばる路の最終ポイントがこの辺戸岬になるのだが、岬一帯が公園のように整備されており、「辺戸岬園地」と呼ばれている。

そこには入口付近に駐車場と”パーラー金城”という休憩所が付設。そこから岬へとプロムナードが張り巡らされ、多くの記念碑やオブジェが立っている。

海水に浸食された隆起サンゴ礁の石灰台地が切りたつような崖を形成する。東シナ海と太平洋がぶつかる海から、激しく打ちかかる波は壮観だ。

その崖の北側からはうっすらだが与論島(鹿児島県)が肉眼でも確認でき、40年以上も前に沖縄の本土復帰を願い かがり火を焚き海上集会を開催した与論島との友好が実感できる。

北東に面していた海岸線が途中から90度えぐられたように東南を向く。その崖上から北部東海岸線が一望でき、緑の山肌から顔を出すヤンバルクイナの大展望台が見える。11.5 m のヤンバルクイナが小高い山の上に建っており、その中が展望室になっている。

足元にはまるで谷底のような砂浜に波寄せる磯が広がり、懸崖の海岸線がどこまでもつづく絶景である

東南を向いた崖上から望む海岸線の各表情


「辺戸岬」の旅ブログページへ


辺戸岬 −へどみさき−

住所 国頭郡国頭村辺戸
施設 駐車場無料(100台)・休憩所 パーラー金城・トイレ

問合せ 0980−41−2101(国頭村役場代表番号)

交通

那覇空港より 165分(那覇IC−許田IC 間は高速利用−国道58号線を北上)

BUS
那覇BT −名護BT (60分)−辺土名線(67番)に乗り継ぎ−辺土名BT−村営バスに乗り継ぎ−辺戸岬下車徒歩10分
※バス所要時間の総計は乗り継ぎ待ち合わせなどが複雑なため表記せず