金剛石林山 −こんごうせきりんざん−


タワーカルスト地形が見せてくれる奇観の連続

悟空岩(左上)、烏帽子岩(右上)、奇石の門(左下)、鍋池静思(右下)

辺戸岬から南西に1.5キロ、そこに大自然が創るカルスト隆起台地「金剛石林山」がある。空に浮き上がるシルエットの濃淡はまるで中国の桂林を思わせる。そのカルスト地形とヤンバルの森が大自然の中でひっそりと息づいている。

ここでの遊歩コースは4つあり、各自の体力や鑑賞希望の組み合わせで楽しめるようになっている。

まずひとつめは2億年前の石灰岩でできていると云われる熱帯カルストの造形を鑑賞する《奇岩巨石コース》。この園地最大の売り物コースでもある。最大は10 mもある石灰岩ピナクルが林立する峻嶮な景観を巡るのだが、総距離は1100 mで成人男子でも40分かかる斜度のあるやや厳しいコースだ。

ふたつめの《絶景コース》は山肌を縫うように高所へと廻るルートで、総距離700 mだがこのコースもやや体力を必要とする。30分が目安だがたっぷり時間をかけて歩けば高齢者でも充分に楽しめ、大パノラマ展望台から見下ろす眺望の素晴らしさを満喫できる。辺戸岬灯台、辺戸岬、ヤンバルクイナ展望台を一望でき、東シナ海と太平洋のぶつかる水平線上には与論島を視認できるのである。

3つめは《森林コース》と名付けられている森歩きのコースだ。総距離700 mの巨大ガジュマルや6万本の大ソテツ群生の中を自然に同化しながら遊歩できるルート。

最後のコースは総距離600 mの《バリアフリーコース》。烏帽子(えぼし)岩や鍋池など訪問者にやさしいアプローチを可能にしてくれるボードウォークが園地を縦横に走っている楽なコース。

大型ソテツが群生(左)、各コースのベースキャンプになる精気小屋のテラス(中央)、石灰岩とガジュマルのコラボ(右)

この4コースは精気小屋という山小屋風レストハウスから出発するのだが、各コースはところどころでクロスしている。入場する時に入手したMAPを見ながら自由にコースを変更することも可能である。

ちなみにベースキャンプになるこの精気小屋と入口にある売券所・駐車場の移動は専用シャトルバスで移動するシステムだ。つまり個人車両ではこのエリアには入場できないようになっている。

石林山訪問では時間をゆったり取ったスケジュールにすると豊かな時間を過ごすことができる。しかし、4つのコースをすべて回るには時間と体力が要るので、精気小屋を中心に廻っているバリアフリーコースのボードウォークを軸にして奇石巨岩コースの悟空岩を鑑賞したり、烏帽子岩から絶景コースを少し上ったり、中継休憩所から森林コースで森林浴をするなどと愉しむのも一手かもしれない。

          大パノラマ展望台から望む辺戸岬と青くけぶる大海原


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金剛石林山

住所 国頭郡国頭村字辺戸973
開園時間 9:00〜17:00(4月〜9月)/9:00〜16:00(10月〜3月)
料金 大人 800円/小人 500円
施設 駐車場無料(80台)・園地内に休憩所/トイレ

問合せ 0980−41−8111

交通


那覇空港より160分 那覇IC−許田IC 間は高速利用−国道58号線を北上


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